夢展望株式会社は、『ファッションの無限の可能性を追求し、世界中の人々が想い描く「カワイイ、おしゃれ、かっこいい」を形にすること』を理念に掲げています。国内外の「かわいくなりたい」という想いに対して、どのような商品展開や経営戦略を図っているのでしょうか。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
夢展望株式会社
1998年に設立された夢展望は、インターネット通販の黎明期からEC事業に参画しています。2005年にはモバイル通販を本格化させました。2008年に社名を夢展望株式会社に変更し、2015年にはRIZAPグループの子会社となることで経営基盤を強化しています。夢展望はEC分野で培ったノウハウとブランド力を活かし、ファッションを中心としたライフスタイル提案型の事業を展開しています。
時代の波に乗る夢展望
若年層女性向けファッションを中心にモバイル通販を展開する夢展望は、スマートフォンの普及にいち早く対応し、業績を拡大してきました。2015年にはスマートフォン経由の売上が全体の約85%に達し、2024年時点で国内約54万人、海外約15万人の会員を抱えています。さらに、アプリ会員は10万人を超え、その約70%を10代〜20代が占めており、若年層の確かな支持を集めています。
アニメ×ファッションで進む海外展開
量産型・地雷系ファッションの火付け役として、夢展望は国内外の「かわいくなりたい」というニーズに応えるアイテムを展開中です。豊富なサイズ展開やキッズ向け商品、生活雑貨など多彩なラインナップでライフスタイルを提案しています。
近年ではアニメやIPコンテンツとの親和性の高さが海外展開の追い風となっているとのことです。夢展望は米国・中国・韓国を中心にグローバル市場での拡大を目指しています。また、東南アジアでは「サブカルファッション」や「TOKYOカワイイファッション」への関心が高まっているそうです。
夢展望のプロモーション戦略
夢展望はコラボを積極的に展開し、若年層を中心とした新規顧客の獲得に力を入れています。2024年には「HoneyWorks」やアニメ「【推しの子】」、2025年にはインフルエンサー「Shiori」氏とのコラボ商品を販売し、話題性とブランド力を高めました。さらに同年9月にはゲーム「Identity V 第五人格」のキャラクターとお揃いの衣装を販売するなど、新たな取り組みも行っています。こうした施策のほか、TikTokを中心にライブコマースへの参入を計画するなど、ターゲット層に合わせた戦略を進めていくそうです。
夢展望の企業理念
私たちはお客様一人ひとりの夢に寄り添い、ファッションの無限の可能性を追求し、世界中の人々が想い描く「カワイイ、おしゃれ、かっこいい」を形にしてお届けします。
まとめ
夢展望株式会社は1998年に設立され、モバイル通販を中心に若年層女性向けファッションを展開してきました。スマートフォンの普及にいち早く対応し、国内外で多くの会員を獲得しています。量産型・地雷系ファッションの先駆けとして独自のブランドを確立し、大手IPとのコラボ、ライブコマースなど新たな取り組みも積極的に行っています。