兵機海運株式会社
兵機海運株式会社は、1942年に兵庫県内の内航海運事業者218社と船主が集約統合され、兵庫機帆船運送株式会社として創業しました。1949年に兵庫機帆船株式会社へ商号変更し、さらに1960年に現在の社名へと変更されました。創業以来、内航海運を中心に、外航海運、港湾運送・通関業、倉庫などを提供している独立系の総合物流企業です。
海運輸送の総合力と地盤
内航海運において姫路、水島、神戸、大阪の海陸一貫輸送を得意とする兵機海運は、建築用鋼材輸送を中心に幅広い貨物に対応しています。外航海運では中国・台湾向けの個品輸送や指定港間の貨物輸送をおこなっています。倉庫事業では神戸や大阪などに物流拠点を構えており、本社機能も併せ持つ神戸物流センターは敷地面積約10,000㎡、延べ床面積14,323㎡の大型倉庫です。25トン・フォークリフトを常備し、鋼材を得意とする兵機海運の物流拠点として重要な役割を果たしています。
兵機海運が誇る4つの事業的強み
1.鉄鋼材の海陸一貫輸送スペシャリスト
2.船員確保・次世代育成に向けた取り組み
3.共存共栄エコシステム
4.高付加価値貨物の取扱
鉄鋼材輸送の経験・実績が豊富な兵機海運は、国内大手鉄鋼メーカーJFEスチールの子会社JFE物流と取引があるほか、大和工業グループとの資本業務提携も本格化させています。また、港運・倉庫業務では収益性の高い危険品などの取り扱いも可能です。
内航船員の確保・育成に早くから積極的に向き合っているほか、事業パートナーとの共存共栄エコシステムの形成を目指すとしています。
兵機海運の展望
2042 年の創業100周年に向け、兵機海運は2027年までの中期経営計画「Road to 2027」を策定しました。まず部門間連携を強化し、シームレスな物流サービスの提供を目指すとしています。次に、収益管理体制の構築と業務プロセスの見直しにより、コスト削減と生産性向上を図り、高付加価値サービスの開発で収益力の強化を図る計画です。そして、物流コンサルティングや在庫管理、流通加工などを通じて顧客満足度を高め、全社営業による最適な物流ソリューションの提案で既存顧客との取引を最大化していく方針を示しています。
兵機海運の経営理念
私達は専門知識の修得に努め高度な見識をもって常に現状の改善をめざします。
私達は感謝の気持ちと謙虚な心をもって業務に励み信頼される会社を築きます。
私達は総合物流業者として、その業務を通じて社会に貢献します。
まとめ
兵機海運は内航海運を中心とした物流サービスを提供する80年以上の歴史を持つ総合物流企業です。中期計画では部門連携の強化、業務効率化などを実施し、創業100周年に向けて挑戦を続けていくとのことです。
引用:兵機海運株式会社 https://www.hyoki.co.jp/