株式会社フコクは、世界市場で高いシェアを有する自動車部品を軸に事業を展開しています。企業文化に根差した対応力と、高分子技術を駆使した技術力があり、新たな分野にも挑戦中です。
Missionとして『あらゆる願いを、感動に変える。』を掲げる株式会社フコクは、未来に向けどのような取り組みを行っていくのでしょうか。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
株式会社フコク
フコクは、1953年に富国ゴム工業株式会社として設立されました。その後、1986年に現在の社名へと変更され、2023年には創業70周年を迎えました。フコクは、自動車のワイパーブレード用ゴムなど高機能な製品を数多く手がけています。現在では、世界8カ国に16の生産拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。
安定基盤で挑戦を続ける
自動車部品を中心に多彩な製品を展開するフコクは、特にワイパーブレードラバーにおいて世界No.1の生産量を有し、防振製品やブレーキでも高いシェアを持っています。世界の自動車部品市場でフコクの名は認知されており、安定した経営基盤を確立しています。
さらに、培った技術を成長分野でも活かし、バイオテクノロジーやヘルスケアなどの新規分野への挑戦にも積極的です。
フコクの競争力を支える3つの強み
フコクの強みは、創業精神『Yes, We Do!』に基づく課題解決力と柔軟な対応力にあります。材料の検討や設計から製品化まで一貫して対応できる体制を整え、カスタマイズにも迅速に対応しています。
また、ゴムを中心とした高分子素材に関し技術力があることも強みです。ゴムと金属・樹脂・液体などを複合させた製品開発にも取り組んでいます。
さらに、世界シェア70%の油圧ショベル用ビスカスマウントをはじめ、ワイパーブレードラバーや免疫治療用閉鎖型培養バッグなど、世界的にシェアが高い商品が多数あることも強みとしています。
既存強化と新事業拡大で成長
中期経営計画2026において、フコクは既存事業の強化と、成長事業・新事業の拡大という両輪での成長を図っています。
既存事業の強化では、ワイパーラバーにおける独自のシミュレーション技術から実車評価まで行うなどのソリューションビジネス化を推進中です。またインド・インドネシアなどの強い成⾧地域へ経営資源を集中する方針です。
成⾧事業・新事業の拡大においては、半導体製造装置向けシール部品やEVバッテリー周辺製品、培養バッグなどに注力しています。
フコクのMISSION
創業の精神である『Yes, We Do!』(みんなで新しいことに挑戦しよう!)のもと、フコクは顧客のニーズに応え新しい技術や製法、価値を生み出し続けてきました。2023年の創業70周年を機にフコクは企業理念を刷新し、新たにミッション、ビジョン、バリューを策定しました。
あらゆる願いを、感動に変える。
この新たなミッションのもと全ての社員が力を合わせ、フコクは次のステージへと歩みを進めています。
まとめ
1953年設立の株式会社フコクは、ワイパーブレードラバー世界No.1の生産量を有する企業です。ゴムを中心とした高分子素材の技術力があり、素材開発から納品までの一貫体制で対応しています。Mission『あらゆる願いを、感動に変える。』のもと、今後は成長事業・新事業の拡大にも取り組む方針です。




