【経営理念-企業ピックアップ】株式会社アシックス

株式会社アシックス

株式会社アシックスは、同社の前身である鬼塚株式会社を1949年に創業しました。1977年に三社が合併し、現在の社名である株式会社アシックスとなっています。3つの事業領域でビジネスを展開しています。

3つの事業領域で、人とスポーツの未来を考える。

同社は、「アスレチックスポーツ」「スポーツライフスタイル」「健康快適」の3つの事業領域(ビジネスドメイン)でビジネスを展開しています。
すべてのお客様に価値ある製品とサービスを提供し、質の高いライフスタイルを創造するために、あらゆる可能性にチャレンジし続けています。

1.アスレチックスポーツ事業領域

同社のコアともいうべき事業領域で、一般的にスポーツと呼ばれるものを対象としています。
売上高の50%程度を占めるランニング事業を中心とし、テニス・ラグビー・バレーボールなど、世界で第3位になれるようなカテゴリーにフォーカスして、高機能・高品質なシューズやアパレルを世界の市場に供給しています。

2.スポーツライフスタイル事業領域

スポーツで生み出してきたデザインやスタイルを、日常ファッションとして展開するブランドとして、「オニツカタイガー」「アシックスタイガー」を展開しています。

3.健康快適事業領域

スポーツで培った知的技術を活かしながら、健康・快適をキーワードとした様々な分野にも事業を展開しています。
子供から高齢者まで、幅広く愛されるグラウンド・ゴルフにて使用するクラブ等の商品や男性用ビジネスシューズ「RUNWALK」、働く女性の機能パンプス「GIRO」、キッズ用シューズ「スクスク」など、新たなビジネスチャンスを切り拓いています。

アシックスの強み

同社の強みは、スポーツを核とした事業領域で長年培われてきた「技術」「製品」「ブランド」に対する信頼です。
創業者の鬼塚喜八郎氏は、「性能が優れていればお客様は必ず受け入れてくれる」と確信し、当時最も高度な技術が必要とされていたバスケットボールシューズに挑戦し、技術と経験を蓄積しました。
さらに「差別化」「イノベーション」「高付加価値」を生み出すためには、職人の勘と経験だけでなく「運動力学」や「人間工学」に基づく製品開発が重要だという考えから、1985年に「アシックススポーツ工学研究所」を設立しました。
この技術へのこだわりは、現在の同社に受け継がれています。
同社は、HUMAN CENTERED DESIGN(人間中心設計)に基づいて機能性を生み出す材料設計から構造設計までの幅広い研究と設計を行っています。
選手の動作の観察・分析および選手へのヒアリングなどから必要な機能を見極め、従来製品や他社製品の機能性を上回る商品を生み出しています。
この繰り返しが、継続的な機能性の向上を確かなものとしています。

ASICS VISON 2030

同社は、パフォーマンス・アスリートのサポートのために、「プロダクト」を中心にビジネスの展開を進めていました。
同社は、グローバル全体の高齢化など世の中の流れを考え、「プロダクト」に加え「ファシリティとコミュニティ」「アナリシスとダイアグノシス」、これら3つの事業ドメインでビジネスの拡大を目指しています。

プロダクト

お客様の嗜好、価値観の多様化に基づきパーソナライズされたプロダクトを提案し、心と身体の健康を実現していきます。

ファシリティとコミュニティ

より多くの人々の健康を実現するために、スポーツを始めるきっかけや継続するためのきっかけ、いつでもどこでもスポーツを行える場所を提供していきます。

アナリシスとダイアグノシス

お客様のデータに基づいた分析診断を行い、心と身体の健康を実現するために、お客様それぞれに合った運動プログラムを提供していきます。

中期経営計画2023の位置づけ

VISION2030実現のための持続的成長に向け、まずはランニングにおいてプロダクトを軸に3つの事業ドメインの連携を強める。

中期経営計画2023

•デジタルを軸にランナーにとって魅力的な価値の提供
•全社的にサステナビリティを事業に組み込む
•サービス事業の事業化に向けた基盤・体制構築
•収益性にフォーカスし、安定した財務基盤を確立

VISION 2030

•誰もが一生涯、心身共に健康で居続けられることができる価値の提供
•地球環境の負荷軽減への更なる貢献
•利益を伴いながら事業規模を成長拡大

フィロソフィー・理念/健全な身体に健全な精神があれかし

創業哲学/「健全な身体に健全な精神があれかし-“ANIMA SANA IN CORPORE SANO”」

アシックスの理念

1.スポーツを通して、すべてのお客様に価値ある製品・サービスを提供する
2.私たちを取り巻く環境をまもり、世界の人々とその社会に貢献する
3.健全なサービスによる利益を、アシックスを支えてくださる株主、地域社会、従業員に還元する
4.個人の尊厳を尊重した自由で公正な規律あるアシックスを実現する

ビジョン:CREATE QUALITY LIFESTYLE THROUGH INTELLIGENT SPORT TECHNOLOGY

「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」

バリュー

第1条:スポーツマンはルールを守る
第2条:スポーツマンはフェアプレーの精神に徹する
第3条:スポーツマンは絶えずベストを尽くす
第4条:スポーツマンはチームの勝利のために闘う
第5条:スポーツマンは能力を高めるために常に鍛錬する
第6条:スポーツマンは、「ころんだら、起きればよい。失敗しても成功するまでやればよい。」

まとめ

株式会社アシックスの技術へのこだわりは、創業から現在まで受け継がれており、長年培われた「技術」「製品」「ブランド」への信頼は、同社の大きな強みです。同社は2030年に向け、「プロダクト」「ファシリティとコミュニティ」「アナリシスとダイアグノシス」3つの事業ドメインで、ビジネスのさらなる拡大を目指しています。
引用:株式会社アシックス https://www.asics.com/jp/ja-jp/

「vision」内 株式会社アシックス

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