【経営理念-企業ピックアップ】株式会社千葉銀行

白髪の男性が片手にクレジットカード、もう片手に扇状に広げたお札を持って微笑んでいる。株式会社千葉銀行が「一人ひとりの思いを、もっと実現できる地域社会にする」というパーパスのもと、地域に寄り添う金融サービスとグループ企業による多様なソリューションで、人々の豊かな生活と地域の発展を支援していることを示唆しています。

株式会社千葉銀行

1943年に千葉合同銀行と小見川農商銀行、第九十八銀行が合併し、株式会社千葉銀行は誕生しました。2024年10月末時点で銀行を中心に地域商社「ちばぎん商店」や、マネーロンダリング対策などを業務受託するTSUBASA―AMLセンター株式会社など17社が「ちばぎんグループ会社」を形成しています。

県内で圧倒的シェア、東京23区を強化

国内に184拠点、海外に6拠点を有する千葉銀行は、横浜銀行、静岡銀行と並び、3大地銀として知られています。特に営業基盤とする千葉県内において、千葉銀行を指定金融機関とする自治体は80%、千葉県内貸出金シェアは2位の京葉銀行約15%に対し約40%※など、千葉銀行は圧倒的なシェアを占めています。さらに近年、千葉県に隣接する成長地域への出店を積極的に進めており、東京23区への営業活動に力を入れているとのことです。
※帝国データバンク 千葉県内企業のメインバンク実態調査(2023年)

アライアンスによるサービス向上

千葉銀行は、さまざまな枠組みで他行とのアライアンス(連携)をおこなうことで、サービス内容の充実をはかっています。

TSUBASAアライアンス

地銀が経営の独立性を保ちながら連携する枠組みで、2025年4月現在10行が参加しています。業務運営の共同化などで知見の共有や効率化をおこなっています。

ソニー銀行

ちばぎん商店と投資型クラウドファンディング「Sony Bank GATE」との連携や、ソニー銀行が利用するテレプレゼンスシステム「窓」による同じ空間にいるようなリアリティを追求したリモート相談など、ビジネスモデルの異なるネット銀行との連携で戦略を補完するとしています。

思いをもっと実現できる地域社会に

千葉銀行は、2031年3月期に目指す水準として、連結ROE8%程度、親会社株主に帰属する純利益を1,000億円にするという数値目標を掲げています。取組指針として、顧客とのエンゲージメント向上のため、最高の顧客体験を創り上げていくとしています。

千葉銀行のパーパスとビジョン

課題解決などの社会的価値を提供することを企業グループの存在意義とする千葉銀行は、公式HPに以下のパーパス(存在意義)を掲載しています。
『一人ひとりの思いを、もっと実現できる地域社会にする』
また、このパーパスのために目指す姿としてビジョンを次のように制定しているとのことです。
『地域に寄り添う エンゲージメントバンクグループ』

まとめ

千葉県内で圧倒的なシェアを占める大手地銀の株式会社千葉銀行は、17社からなる「ちばぎんグループ」を形成し総合的な金融サービスを提供しています。ビジョン『地域に寄り添う エンゲージメントバンクグループ』に基づき、最高の顧客体験を創り、2031年3月期に連結ROE8%程度などを目指すとしています。

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