株式会社ベイカレント
1998年にIT関連の事業をおこなう有限会社ピーシーワークスとして設立され、2006年に株式会社ベイカレント・コンサルティングに商号を変更、2024年にホールディングス化し株式会社ベイカレントになりました。
日系で最大級の独立系総合コンサルティングファームであり、デジタル関連のコンサルティングと実行支援を強みとしています。コロナ禍によるDX推進の流れにのり、急成長を遂げています。
「ワンプール制」と営業特化組織
一般的なコンサルティングファームのように、業界やサービス別の部門を設けず、ベイカレントではコンサル部門に属する社員がすべて同じ部門に所属する「ワンプール制」をとっています。プロジェクトに応じてコンサルタントとシステムコンサルタントをクロスアサインし、クライアントのニーズに合った人材でチームを編成しているそうです。コンサルタントは中長期的に異なる職種の人材と共に働くことにより、高い専門性を持つ人材に成長できるとのことです。
また、営業に特化している組織がある点もベイカレントの特徴です。コンサルタントが案件に専念でき、高付加価値な支援サービスを提供できるそうです。
顧客と伴走する「ハンズオン」型で実行を支援
ベイカレントでは、コンサルタントが顧客企業に適宜常駐し、企業風土や価値観を共有してサービスを提供する「共同検討スタイル」をとっているそうです。経営課題を解決できるまで深く関わる「ハンズオン」型のサービスを特長とし、実行まで伴走するとのことです。
「日系」「独立系」がベイカレントの強み
独立系のベイカレントは本社や親会社の意向を確認せず自ら経営方針を決められるため、状況の変化に素早く対応できるといわれています。
また、外資系コンサルティングファームのように本社にブランド料を支払わなくてよいということも強みといえます。
採用・育成を強化し継続的に成長
2022年2月期~2026年2月期の中期経営計画において、ベイカレントは対象となる5年間を『国内最大級の総合コンサルティングファームとして実績を積み上げる』とし、主な取り組みとして『優秀な人材の採用・育成』などを挙げています。
ベイカレントは2015年2月に従業員数919人でしたが、2024年2月には4,321人と4.7倍になっています。また、社内のコンサルタント数は2021年4月の時点で2,000名以上に達し、急激な業績拡大を支えてきました。中期経営計画においても積極的に採用していく方針で「社員4,000名体制の構築」を掲げていましたが、前倒しで達成しています。
ベイカレントのPurpose(パーパス)
『Beyond the Edge 変化の一番先に立ち、次への扉をともに開く。』
公式HP「CEOメッセージ」にて、代表取締役社長の阿部 義之氏は、メッセージの最後で次のように決意を表明しています。『今後、より一層ビジネス環境が複雑化・高度化していく中で、我々もこうした時代の変化・進化に柔軟に対応できる人材の育成に努め、クライアント企業のベストパートナーとしてあり続けるため、精進してまいります。』
まとめ
日系かつ独立系の総合コンサルティングファームの株式会社ベイカレントは、コンサルタントとは別の営業組織がある点と、ワンプール制を特徴としています。ハンズオン型の実行支援と積極的な採用により、規模と業績を急拡大しました。中期経営計画では国内で最大級の総合コンサルティングファームとして、今後も実績を積み上げていくとしています。
引用:株式会社ベイカレント https://www.baycurrent.co.jp/