【経営理念-企業ピックアップ】大和ハウス工業株式会社

高台から見下ろした住宅街の風景。大和ハウス工業が手掛ける戸建住宅や賃貸住宅が立ち並び、「建築の工業化」という企業理念と、人々の「生きる歓び」を追求する住まいづくりを象徴する

大和ハウス工業株式会社

大和ハウス工業株式会社は、「建築の工業化」という企業理念のもと1955年に創業されました。国内住宅業界における売上高トップの企業で、商業施設、賃貸住宅、事業施設が営業利益の3本柱です。

工業化住宅の草分け的存在

戦後のベビーブームによって住宅が手狭になった家庭に向け、大和ハウスは1959年にプレハブ住宅の原点となる「ミゼットハウス」を発売しました。以降「工業化住宅のパイオニア」として木造・鉄骨造の戸建住宅に関する技術やノウハウを蓄積していき、多数の注文住宅や分譲住宅ブランドを展開しています。

商業施設をトータルプロデュース

大和ハウス工業では土地や出店の情報を「LOCシステム」に集積しており、土地オーナーとテナント企業のニーズをつないでいるとのことです。事業プランの提案からアフターフォローまでおこない「ユニクロ」の多店舗展開を支えたほか、西松屋チェーンや青木、ツルハドラッグなど多数のロードサイド店舗を手掛けています。

賃貸住宅運営をサポート

大和ハウス工業の賃貸住宅ブランド「D-ROOM」は全国に展開しており、累計供給戸数は2023年12月末時点で約122万戸にのぼります。
『建ててからが本当のおつきあい』という理念のもと、グループ3社が連携し「悠々サポート・DAPS」という体制で土地オーナーをサポートしているとのことです。

「パイプハウス」をルーツに事業施設を建築

創業と同時に発売した「パイプハウス」をルーツに、大和ハウス工業は幅広い業種を対象に事業施設の建設もおこなっています。
現在は国内外においてマルチテナント型物流施設「DPL」の開発を推進しているとのことです。

売上高5兆5,000億円を目指す

大和ハウス工業は、第7次中期経営計画(2022年度~2026年度)にて今後の経営方針などについて公表しています。
収益モデルの進化として、25の国と地域で地域密着型の事業をおこない売上高1兆円を目指すなどとしています。
また、経営効率の向上を意図し、集中購買でコスト競争力を強化するなどの方針を示しています。
財務目標としては、売上高5兆5,000億円の達成などを目指すとのことです。

大和ハウスグループの将来の夢(パーパス)

『生きる歓びを、未来の景色に。生きる歓びを分かち合える世界の実現に向けて、再生と循環の社会インフラと生活文化を創造する。』

この将来の夢(パーパス)は、グループの役職員だけではなく、株主や取引先、大学生の意見も取り入れているそうで、約4万人と延べ22回の対話をおこなって2022年度に策定されたそうです。

まとめ

大和ハウス工業株式会社は、創業時の企業理念である「建築の工業化」のもと、幅広い分野の建築をおこなっています。海外事業の強化などを盛り込んだ中期経営計画を策定し、2026年度をめどに売上高を5兆5,000億円に成長させるとしています。

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