【経営理念-企業ピックアップ】株式会社極洋

株式会社極洋は、調達から販売までを一貫して手掛ける魚を中心とした総合食品会社です。水産のプロとして国内外の豊かな食卓を支える株式会社極洋は、理念にある『健康で心豊かな生活と食文化への貢献』のため、どのような取り組みをしているのでしょうか。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。

株式会社極洋

極洋捕鯨株式会社として1937年に設立された極洋は、その後、魚種の拡大や水産物の輸入、冷凍食品の製造に事業領域を広げてきました。1971年に商号を現在の社名に変更し、同年に初の海外子会社をシアトルに設立しました。2000年代に入ると、2005年のタイにおける水産加工品製造に始まり、中国・オランダにも貿易拠点を設立しグローバル化を進め、現在は国内外に海の恵みを届けています。

魚を軸とした4つの事業

「魚」を軸に、極洋は以下の「水産」「生鮮」「食品」「物流サービス」の4事業を展開しています。
①水産事業では、世界中から原料調達を行い、切身やむき身などの加工・販売を行っています。海外においては、『海外でつくり、海外で売る』方針の基、東南アジアや米国などで拠点を拡充しています。
②生鮮事業では、寿司種や刺身などを外食産業や海外店舗向けに販売中です。
③食品事業では、業務用としてカニ風味かまぼこ「オーシャンキング」など簡便性の高い冷凍食品を提供しています。
④物流サービスは、グループ会社による冷蔵倉庫事業を中心に展開中です。

味へのこだわりと時代に即した商品づくり

極洋は、原料調達から加工までの一貫体制を担っています。この強みを活かし、良質な原料を見極めて、魚本来のおいしさにこだわった市販商品ブランド「シーマルシェ」を展開しています。商品開発では、魚の特性を最大限に活かした理想の味を追求し、何種類もの味付けと試食・改良を重ねているそうです。
また、「魚離れ」の要因である調理や後片付けの手間を解決するべく、レンジ調理可能な惣菜や個食パック商品など、美味しさだけでなく時代に即した簡便性の高い製品の開発に注力しています。

極洋が図る3つの強化

中期経営計画「Gear Up Kyokuyo 2027」において、極洋は3つの強化を図るとしています。
・事業の土台づくりとして、海外や食品分野での拡大を推進中です。生産・販売拠点の設備投資に力を入れながら、価格変動の影響を受けにくい、付加価値の高い商品づくりを進めています。
・財務面では、資金の調達方法を広げながら、成長への投資を加速させる体制づくりを目指しています。
・ステークホルダーとのパートナーシップの強化では、消費者には安心安全な食を、取引先とは相互利益を持つ関係を構築していく方針です。

極洋の企業理念

人間尊重を経営の基本に、健康で心豊かな生活と食文化に貢献し社会とともに成長することを目指します。

極洋は、「お客様に喜んでもらうこと」を大切にして、日々の活動の中心に据えています。情報をオープンにし、スピーディーに物事を決めていくことで、会社としての価値を高め、社会にも良い影響を与えていこうとしています。

まとめ

調達・加工・販売まで一貫して手掛ける株式会社極洋は、その総合力を活かしグローバル展開をしています。
食品事業では簡便性の高い食品・惣菜などの開発に注力し、「魚離れ」対策を進めています。今後は、海外・食品事業の拡大を軸に事業基盤の拡充を行う方針です。『人間尊重』を経営の基本とし、透明性の高い経営を推進しています。

株式会社極洋の公式サイトはこちら

株式会社極洋の情報詳細はこちら

関連記事

  1. 【経営理念-企業ピックアップ】ピジョン株式会社

  2. 【経営理念-企業ピックアップ】ユニチカ株式会社

  3. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社コモ

  4. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社ノジマ

  5. 理念やミッション、ビジョンが浸透している企業を見分けるヒント…

  6. 【経営理念-企業ピックアップ】株式会社マーベラス