【経営理念-企業ピックアップ】株式会社エフオン

株式会社エフオン

株式会社エフオンは、1997年に設立されました。エネルギーの利用、供給の両面から、現代の社会が求める合理性と安全を追求しています。

エフオンとは

同社は「省エネ事業」「グリーン電力事業」「山林事業」「電力小売事業」を事業の4つの柱としています。

1.EF-ONの「省エネ」

省エネで削減される1kWhというのは、発電で生み出される1kWhと、まったく同じ価値を持つと考えています。
なぜなら、省エネによって使われなくなった1kWhが、生活に行きわたる電力となるからです。
つまり、省エネ事業とは、発電と同じ社会的な役割を担っているのです。

2.EF-ONの「木質バイオマス発電」

「木質バイオマス発電」とは、木質チップを燃料とした火力発電です。
再生可能エネルギーとして、また木質燃料の調達による森林再生や林業振興の手段として期待されている事業です。

3.その他事業

EF-ONの山林事業

山林事業は発電燃料の安定的且つ低価格な調達を実現するためだけでなく、施業の効率化を計り、原木販売の面においてもシェア拡大を目指します。

EF-ONの電力小売事業

同社グループのバイオマス発電所が発電した電気に非化石証書を付け、環境価値のある再エネ電気を届けています。

バイオマス発電の強み

同社は1997年、日本初のESCO(Energy Service Companyの略)事業専業の会社として設立されました。
2004年には、グリーンエナジー事業に関する子会社として株式会社日田ウッドパワーと株式会社白河ウッドパワーが設立され、2008年には、グリーンエナジー事業における発電用燃料の収集を目的として株式会社バイオネンサービスが設立されました。
それ以降も、グリーンエナジー事業に関する子会社を続々と設立され、グリーンエナジー事業の拡大を図ってきました。

EF-ONグループのバイオマス発電の2つの特徴

90%を超える高い稼働率

2006年の操業より培ったノウハウで、90%超以上の稼働率を実現しています。
一般的な火力発電所がおよそ80~85%であることと比べても、非常に高いといえます。
年1回実施される定期修繕以外は24時間稼働しており、稼働日数は年間およそ350日にのぼります。

含水率の高い燃料を燃やす高度な技術

使用燃料の50~60%は、含水率の高い非乾燥木(fresh wood)です。生木をこれだけ燃焼できる発電所は多くはありません。
FIT制度のもとでは、未利用材・一般木材の使用率は、事業性に影響を与えるので、同社のこの技術には価値があると言えます。

高い稼働率と、生木を燃焼できる3つの理由

1.設備維持管理のノウハウ
木質専焼としては日本で最初に稼働したのが同社グループの発電所です。長い経験があるから、豊富な維持管理のノウハウを有しているのです。
2.確かな運転技術
2006年から稼働を続けていく中で、確かな運転技術が磨かれました。だから、同社グループの発電所は、常に安定的な稼働を続けているのです。
3.品質調整と燃料収集能力
収集をグループ内で行うことで、燃料の量・質ともに良い状態を保っています。高い発電効率のためには、燃焼に適した品質調整が不可欠です。

エフオンのこれから

同社では、木質バイオマス発電、及びその周辺事業を持続可能な産業分野として自立可能なものへと進化させることがより重要な課題と考えています。
同社が考える木質バイオマス発電事業は、その上流である森林経営、林業、さらには製材利用なども含めた総合的な木材利用の一事業分野としての役割です。
国土の7割にわたる森林を持ち、その多くが過去の遺産となりつつある日本において、バイオマス利用は一定の役割を担う価値があると認識されています。
またより、広範な地域で産業化するためには、森林・林業の育成が必須と考え、特に林業分野の我が国の現状は必ずしも明るい未来を描き難いのが実情と認識されています。
このため一定の地域において林業の近代化に向けた投資を行うことで、将来の木材利用活性化に向けた取り組みが広がることが期待されています。
同社では、今後も国産木材を原料としたバイオマス発電事業を推し進めていく考えです。

企業理念/エネルギーの黒子であろう

「私たちエフオングループは、エネルギーの利用、供給の両面から、現代の社会が求める合理性と安全を追求していくことを仕事としています。」

人のための省エネ 人々のための再エネ

「主役はあくまでも人の生活です。人々が、今と変わらず快適で便利な暮らしを未来にわたって続けていけることが私たちの願いです。 」

近道は遠回り 正攻法はまっすぐに

「安易な手法を否定するのではありませんが、もっと本質的な解決はないのか?、より継続的に利用できるものはないか?、私たちはこう考えます。 」

脇役にも一流がある

「一流の脇役は、時に作品の質を飛躍的に高めます。私たちの仕事は、決して主役にはならないけれど、良い仕事は必ず誰かの暮らしを豊かにします。 」

まとめ

株式会社エフオンは、「省エネ事業」「グリーン電力事業」「山林事業」「電力小売事業」の4つの柱となる事業を行っています。今後も、各分野の技術職、熟練職の育成ならびに増強を進めていき、バイオマス発電事業の拡大を図っていくと思われます。

引用:株式会社エフオン https://www.ef-on.co.jp/

「vision」内 株式会社エフオン

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