株式会社朝日ラバーは、創業者 伊藤巖氏の言葉『弾性無限への挑戦』に込められた精神を受け継ぎ、ゴムの持つ無限の可能性を信じて技術革新を続けています。時代の変化に柔軟に対応しながら持続可能な価値を創造する姿勢は、まさに創業者の言葉そのものといえるでしょう。企業の想いに触れ、あなたのビジョンに寄り添う“ガイド”をお届けします。
株式会社朝日ラバー
1970年に東京都で有限会社朝日ラバーとして創業したのち、業容の拡大を図るため1976年に埼玉県で株式会社として設立されました。創業以来、朝日ラバーは工業用ゴム部品の製造を軸にゴムの可能性を追求してきました。現在では1,361品目の製品を取り扱っており、医療や情報通信など幅広い分野に対応しています。国内のみならず、海外にも4か所の拠点を設け、多くの国で事業を展開しています。
ゴムの特性を活かした4つの事業
朝日ラバーは4つの分野で事業を展開しています。
光学事業
主力とする「ASA COLOR LED」は、シリコーンキャップを青色LEDにかぶせて多彩な色度を実現した製品です。販売開始から30億個以上を売り上げ、車載用LEDとして150車種以上に採用されているそうです。
医療・ライフサイエンス事業
人の腕に近い差し心地の注射穿刺練習モデルや、注射器や点滴用のゴム部品などを提供するほか、医療機器の製造受託も行っています。
機能事業
スイッチ用ラバーや卓球ラケット用ラバーなど、幅広い分野に向け製造販売しています。
通信事業
RFIDタグを主力製品とし、通信機器や自動認識の分野にゴム製品を提供しています。
対応力・技術力・誠実な姿勢を強みに
HPで朝日ラバーは自社の強みを3つ挙げています。
1つ目は、長年にわたるOEM製品の製造経験から、顧客の求める仕様に柔軟に対応できることです。
2つ目は、3つのコア技術『色と光のコントロール技術』『表面改質及びマイクロ加工技術』『素材変性技術』をもとに、最適な製品を提案する確かな技術力があることです。
3つ目に朝日ラバーは、顧客に寄り添い、その困りごとに向き合う誠実な姿勢を強みとして挙げています。
朝日ラバーの展望
第14次三ヵ年中期経営計画において朝日ラバーは、「後継」と「Well-being」をテーマに掲げています。
『社長名鑑』に掲載されている代表取締役社長の渡邉氏の解説によると「後継」とは時代の変化に対応した新しい製品や事業を創造し続けることを指し、「ウェルビーイング」とは、社員が生き生きと働ける環境を整え、地域社会への貢献活動も積極的に行っていくことを意味するそうです。渡邉氏は会社が目指す将来像について、素材としてのゴムの魅力をさらに広めていきたいとの考えを示しています。
朝日ラバーのAR-2030VISION
弾性無限の創造で持続的な価値向上がつながる
社会に貢献する企業へと成長し続ける
『弾性無限』とは、創業者の伊藤氏の言葉で、ゴムという素材の持つ無限大の可能性を追求し、社会に貢献するという意味が込められているそうです。
まとめ
朝日ラバー株式会社は『弾性無限への挑戦』を原点に、ゴムの可能性を追求し続けてきた企業です。光学や医療・ライフサイエンス、機能、通信の4事業を柱に、多様な分野に製品を提供し社会に貢献しています。