【経営理念-企業ピックアップ】株式会社SUBARU

スマートフォンの地図アプリを表示したままハンドルを握るドライバーの様子。記事の主題であるSUBARUが追求する「安心と愉しさ」や、先進技術によるクルマづくりを象徴するイメージ。

株式会社SUBARU

株式会社SUBARUの歴史は、1917年に中島知久平氏が立ち上げた飛行機研究所から始まります。その後、中島飛行機株式会社に改組され、「零戦」などの開発・製造を手がけました。
戦後、GHQによる財閥解体などを経て、1953年に富士重工業株式会社が誕生しました。航空技術を活かして小型自動車の開発をおこない、試作車に付けられた名称「すばる」はブランド名に受け継がれています。2017年には世界的に知られていた「SUBARU」に社名変更しました。現在は自動車事業と航空宇宙事業を展開しています。

走行性能と安全性を両立したクルマづくり

提供価値として「安心と愉しさ」を追求するSUBARUは、ドライバーが安心して愉しく運転できるように、あらゆる環境下でコントロールしやすいクルマづくりを目指すとしています。
走りの質感と衝突安全性を高次元で両立させた「スバルグローバルプラットフォーム」、運転支援システム「アイサイト」など、SUBARUはさまざまな独自技術を開発してきました。
その安全性は国内外で高く評価されており、自動車安全性能2023ファイブスター大賞などを獲得しています。

運転支援システム『アイサイト』

アイサイトは左右のステレオカメラで前方の車両や歩行者などを立体的に認識し、プリクラッシュブレーキなどの事故回避・被害軽減や、運転負荷の軽減をする装置です。
米国IIHSの調査でアイサイトの搭載により負傷を伴う追突事故が85%低減したと示されるなど、世界の第三者機関における安全性能評価で常に高く評価されています。
最新の「アイサイトX」では、高速道路での渋滞時のハンズオフ走行やカーブ前減速など、より高度な支援が可能となり、安全性と快適性の両立を実現しているとのことです。

SUBARUの中期経営ビジョン『STEP』

2018年に策定した中期経営ビジョン『STEP』の中でSUBARUは、「電動化計画のアップデート」を挙げています。2030年の電動車販売比率をバッテリーEVのみで40%から50%へ引き上げ、全世界販売台数120万台に対して60万台のバッテリーEVを販売するという目標を掲げていくとのことです。また生産体制の強化として、2023年5月に日本国内工場のバッテリーEV生産キャパシティを20万台から40万台に増強する方針を示しています。2030年に向け、SUBARUは販売目標と生産体制の両面でさらに電動化計画をアップデートしていくそうです。

SUBARUの経営理念

“お客様第一”を基軸に『存在感と魅力ある企業』を目指す

まとめ

飛行機研究所から始まった株式会社SUBARUは、「安心と愉しさ」を追求し「アイサイト」など独自の技術を数多く開発してきました。今後は2030年に向けて電動化を加速し、バッテリーEVの販売比率を50%に引き上げる計画を進めているとのことです。

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