【経営理念-企業ピックアップ】セコム株式会社

セコム株式会社

日本警備保障株式会社(現セコム株式会社)は、日本初の警備会社として1962年(昭和37年)に設立され、以来セキュリティ事業を中心に発展してきました。「企業向けオンライン・セキュリティシステム」、「現金護送システム」、単独で機能する「安全商品」、「大規模施設向けセキュリティシステム」、家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」、個人向けの位置情報提供サービス「ココセコム」などを開発・普及させています。

家庭用安全システム

家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」は家庭に、侵入・火災・非常通報・ガス漏れ・救急通報の5つの情報をキャッチするセンサーやホームコントローラーを設置し、通信回線でコントロールセンターと結び24時間、監視します。
異常が発生すれば、最寄りの緊急発進拠点から緊急対処員が駆けつけ、被害を最小限に防ぐだけではなく、必要に応じて、警察や消防にも通報を行うというサービスで、現在では圧倒的なトップシェアを有しています。
さらに、ホームセキュリティには、健康管理サービスの「セコム・メディカルクラブ」、生活支援サービスの「セコム・ホームサービス」、こだわりの食を提供する「セコムの食」、家庭用各種安全商品・保険商品など、充実の“安全・安心”メニューが揃っています。

『あんしんプラットフォーム』構想

同社は、1989年に「社会システム産業」の構築をめざすことを宣言し、その実現に向けて取り組んでいます。
「社会システム産業」とは、社会で暮らすうえで、より「安全・安心」で、「快適・便利」なシステムやサービスを創造し、それらを統合・融合させ、社会になくてはならない新しい社会システムとして提供するものです。
さらに、2030年に向け「『あんしんプラットフォーム』構想の実現により、変わりゆく社会に、変わらぬ安心を。」を長期ビジョンとしており、これまでの同社が培ってきた社会とのつながりをベースに、同社と想いを共にするパートナーが参加して様々な技術や知識を持ち寄り、同社とともに暮らしや社会に安心を提供する社会インフラが「あんしんプラットフォーム」です。
「セコム」とは「セキュリティ・コミュニケーション(Security Communication)」という言葉を略した造語で、“人と科学の協力による新しいセキュリティ”の構築という新しいコンセプトです。

企業理念/「社会に有益な事業を行う」

基本理念は「社会に有益な事業を行う」であり、それを常に考えの根底にすえ、事業の選択を行うべきであり、いささかも逸脱をしてはならないとしています。実施する事業が、かかる目的に合致するものであっても、派生的に社会に有害なものの発生が予測されるものは行ってはならず、常に社会の変化を継続的に注視し、受動的な態度ではなく、能動的に社会の変化に先駆けて、社会サービスシステムを準備し、実行する責任を有するのです。自らの努力、苦労を減じるため、納得できないまま妥協的に安直に他の組織と提携するようなことはしてはならない。最初の段階では、相当な障害が予想される事業であってもあきらめることなく、果敢に挑戦し実現させるべきで、「それがセコムの勇気である」とされています。

まとめ

セコム株式会社は、例え個人的に契約していなくても、公共のサービスを安心・安全に利用するうえで常にお世話になっている企業の一つであるといえます。セキュリティは“いつでもどこでも誰にでも”利用できるものでなければならないとの考えで、社会基盤としてなくてはならないものになっています。

引用:セコム株式会社 https://www.secom.co.jp/

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