明豊ファシリティワークス株式会社
1980年設立の明豊ファシリティワークス株式会社は、施設やオフィス、学校などの建設・移転プロジェクトを支援するコンストラクション・マネジメント(CM)をおこなっています。上場企業の中で、CMを専業とする唯一の企業です。
コンストラクション・マネジメント(CM)方式とは
日本では従来、建設などを発注する場合は、一括発注した元受け業者が施工のマネジメントをするのが一般的でした。建設やオフィスの移転などのプロジェクトは頻繁におこなうことではないため、発注者は設計者や施工会社よりも経験や知識が乏しい傾向があります。そのため、提案に対して適切な判断を下すのが難しいという問題がありました。
そこで近年、関心が高まっているのがアメリカで1960年代に始まったコンストラクション・マネジメント(CM)方式です。CM方式とはコンストラクションマネージャー(CMR)が発注者の専門性を補い、適切な判断を下せるようにサポートする建設生産・管理システムのことです。
顧客の判断を支援する建設プロジェクトのプロ
明豊ファシリティワークスは一般的なCM方式を活用するだけではなく、お客様本位の観点からすべてのプロセスを完全に可視化しているそうです。
構想の段階からプロジェクトにかかわることで、現実的で精度の高い基本計画を立てることが可能になるそうで、プロジェクトの目的を現実化するために最適な方法を提案し、工期の短縮やコストを早期に確定できるようにサポートするとのことです。
強みを強化するとともに新たな事業を推進
2025年3月期決算説明会資料において、明豊ファシリティワークスは、今後の事業の方向性として「CMとDXを融合させた新しいCMの創造」に取り組むとしています。
明豊ファシリティワークスは、建物の新築プロジェクトや公共団体向けのCMサービスに強みを持ち、建築計画から施設管理まで幅広い事業を展開しています。
特に、プロジェクトの初期段階におけるコンサルティング業務に対するニーズが高まっており、顧客からの信頼を集めているとのことです。
今後はこうした強みをさらに強化するとともに、以下のような新たなサービス領域にも注力していく方針であるそうです。
•プロジェクトの立ち上げから維持・保全に至るまでのライフサイクル全体への支援
•脱炭素化に向けた取り組みの支援
より透明性が高く信頼できる社会へ
明豊ファシリティワークスは、企業理念「フェアネス・透明性」に基づき、独立資本を保ち発注者支援を提供しており、プロとして顧客ニーズを理解しCMとして高い価値を提供していくとのことでした。
まとめ
明豊ファシリティワークス株式会社は上場企業として唯一のCMを専業とする企業です。顧客側に立つプロとして、企業理念「フェアネス・透明性」に基づき発注者支援を提供しているそうで、この事業を通してより透明で納得感の高い社会を目指しているとのことです。
引用:明豊ファシリティワークス株式会社 https://www.meiho.co.jp/