私たちが利用している家電や車などの内部には、機能を制御するための小型コンピュータ「組み込み機器」が入っています。株式会社ACCESSは、長年にわたり「組み込み機器」を動かすためのソフトウェア開発に携わり、私たちの便利な暮らしを支えてきた企業です。この記事では、株式会社ACCESSの未来に向けた挑戦に迫ります。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
株式会社ACCESS
1984年に有限会社アクセスとして設立され、組み込み機器向けソフトウェア開発を主軸に成長。家電などのネットワーク接続に利用される独自のTCP/IP「AVE-TCP」やインターネット閲覧ソフト「NetFront」を開発しました。2005年にモバイルOS「PalmOS」の開発を担っていた米国PalmSource, Inc.を買収、翌年にはホワイトボックス※分野の先導企業である米国IP Infusionを子会社化しています。
※ソフトとハードを切り分け、低コストで柔軟なネットワーク構成や新機能の素早い導入を実現する仕組み。
柱となる3つの事業
ACCESSは3つの事業を手掛けています。
ネットワーク事業は、ネットワーク機器用ソフトを開発・販売。子会社IP Infusionが提供するネットワークOS「OcNOS」の市場拡大を推進しています。
IoT事業は、通信やクラウド、アプリケーションなどを一気通貫で提供するサービスを主力としています。位置情報やエネルギーマネジメントサービスの自社製品を育成中です。
Webプラットフォーム事業は、組み込み型ソフトウェア技術を活用し、さまざまな機器とインターネットをつなぐブラウザコンポーネントを提供しています。
成長を支える技術
公式採用サイトにて、取締役 専務執行役員の夏海龍司氏は、競合他社がブラウザ開発から撤退していく中で、ACCESSは技術にこだわり開発を続けてきたと述べています。蓄積した要素技術をパートナー企業のビジネスと融合させ、新たなサービスを創出してきたACCESSは、現在自動車や家電など多様な機器向けの組み込みソフト開発に対応しています。
IOWN構想
IOWNは、Well-beingな世界を目指すNTTの次世代ネットワーク構想です。大容量・高速・低電力の光技術により、低遅延な遠隔操作やデジタル空間への実世界の高精度な再現が可能になります。
ACCESSは2021年にNTTと業務提携し、IOWN向けにUI/UX(見やすく使いやすい仕組みや体験)の開発を進めてきました。2023年には資本業務提携を締結。IP Infusionの技術を組み合わせたNTT内製ホワイトボックス装置対応OS「Beluganos」の進化とグローバル市場における社会実装、およびIOWN関連の開発を推進しています。
ACCESSのミッション
我々は、ソフトウェアを人々の身近な存在にし、世界に新しい日常を提供し続けます。
代表取締役 社長執行役員の大石清恭氏は、公式HPで『すべての機器をネットにつなぐ』という設立時の世界観が実現しつつあるという認識を示し、今後もIoT化を支え社会変革と新しい価値創造に貢献するとしています。また、国際的にスケールするビジネスモデルの構築で企業価値の向上を図る姿勢を示しています。
まとめ
株式会社ACCESSは組み込み機器向けソフトで培った技術を基に3事業を展開。NTTと連携しIOWNの社会実装を目指しています。社会の IoT化を推進し、社会の変革と価値の創出に貢献するとともに企業価値の向上を図るとしています。




