日本特殊陶業株式会社
日本特殊陶業株式会社は、1936年に創立しました。「総員参加」「良品主義」の理念の下、セラミックスの可能性を探求し、社会の発展に寄与してきました。スパークプラグおよび内燃機関用関連品・ニューセラミックおよびその応用商品の製造、販売等を行っています。
NGKスパークプラグとNTKニューセラミック
NGK スパークプラグ
高い技術力と信頼の品質力で、新しいクルマ社会に貢献
現在、モータリゼーションには、安全性や快適性、利便性の実現だけでなく、高い環境性能が求められています。
世界No.1シェアを持つスパークプラグをはじめ、環境効率にも優れた製品の開発を行ってきました。
これからも、高い技術力と信頼の品質力で、世界が求める新しいクルマ社会に寄与していきます。
NTK ニューセラミック
高い素材力と新たな発想で、セラミックスの可能性を開拓
セラミックスには、絶縁性や耐熱性、生体適合性や圧電性などさまざまな特性を備えています。
その特性を活かし、産業や暮らしを豊かにする製品の提案を行っています。
センサや機械工具、医療分野など、同社がカバーする領域は広がっており、今まで培った素材技術やノウハウで、付加価値の高い製品を届けています。
日本特殊陶業のあゆみ
1936年に創立され、翌年の1937年に同社の代表的な製品のNGKスパークプラグの製造を開始しました。
1949年には代表的なもう一つの製品NTKニューセラミックの製造を開始しました。以降、続々と製品開発・製造を行ってきました。
製品開発の過程で獲得した技術やノウハウがさまざまな応用技術を生み、次々に新事業へと発展・成長していきました。
1958年にはセラミックバイト、チップの製造を開始、銅軸入りワイドレンジプラグを発売し、同社は自動車業界の先駆者となりました。
1960年代後半から1990年代には、海外に事業展開を行っていきました。
アメリカ、カナダ、中南米(エクアドル)、アジア(マレーシア、タイ、インドネシア)、ヨーロッパ(イギリス、ドイツ)など海外に数多くの拠点を構えるようになりました。
セラミックスをコア技術としたものづくりのスピリットは、同社のDNAに脈々と受け継がれ、将来の事業展開に向けた新しい技術の芽が育ちつつあります。
変えるために、壊す。変わるために、創る。
「2025 中期経営計画」では、「変えるために、壊す。変わるために、創る。」をスローガンにし、「必要なものは残し、変えるべきものがあれば変える」を徹底していきます。
既存事業と新規事業を独立させつつ、二つの事業を両輪で走らせていきます。
事業戦略
事業ポートフォリオ転換の達成に向けて、既存事業でキャッシュ創出を最大化し、成長・新規事業へ積極的に経営資源の最適配分を図っていきます。
既存事業
適切な事業規模を決め、超効率化によりキャッシュ創出の最大化を達成していきます。
・ROIC経営の管理運営を強化し、投資対効果を最大化させます。
・既存工程の稼働率向上を進め、収益力向上・投資額低減を図っていきます。
成長事業
市場成長率を超える事業成長を達成します。
・固定費の変動費化を進め、市場変化に強い体制構築をしていきます。
・M&Aを含め、既存ビジネスの強みを活かしながら新領域への事業拡大を図っていきます。
新規事業
新たな事業の柱となる新規事業の実現、および事業創出サイクルの短縮化を行っていきます。
・ベンチャー投資ファンドを組成し、新規事業化へスピード・確度を向上していきます。
・新規事業ポートフォリオをスタートアップ投資・M&Aで補完しながら、目指す姿へ転換していきます。
・燃料電池:原価低減・量産体制を構築するとともに、売上拡大を図っていきます。
企業理念/最善の技術と蓄積した経験を活かし世界の人々に新たな価値を提案
同社の企業理念は3つの要素で構成されています。
存在意義
最善の技術と蓄積した経験を活かし、世界の人々に新たな価値を提案します。
経営姿勢
社員の個性と能力を活かす環境を整え、総力を結集して信頼に基づく経営を行います。
行動指針
絶えず前進します!
何がベストなのかを常に考え、スピーディーに行動します。
まとめ
日本特殊陶業株式会社は、NGK スパークプラグとNTK ニューセラミックの2つのブランドで社会に寄与してきました。今後は、必要なものは残し、変えるべきものがあれば変えて、既存事業と新規事業を独立させ、両立出来るようにしていくと思われます。
引用:日本特殊陶業株式会社 https://www.ngkntk.co.jp/
「vision」内 日本特殊陶業株式会社