ニプロ株式会社
ニプロ株式会社は1954年の設立以来、「事業活動を通じた社会貢献」の実現を目指し、技術革新をコンセプトに、医療用ガラス部材から医療機器、医薬品へと事業を拡大させてきました。
蓄積された技術・ノウハウでニーズに応える
同社は、長年にわたる開発・生産により蓄積してきた技術とノウハウを活かしています。
人工臓器、循環器、検査・診断薬、注射・輸液、医療用医薬品、ファーマパッケージング(医薬用包装材料)などの幅広い分野で、患者や医療従事者のニーズに応える製品・技術が提供されています。
「医療機器」「医薬品」「ファーマパッケージング」の三位一体で事業を展開していること、それが同社の一番の強みとなっています。
また、新たな事業の柱として「再生医療」の分野にも力を注いでいます。
三位一体の事業展開並びに再生医療事業
同社は、それぞれの事業を融合させ新たな価値を創造しています。
医療機器事業
透析関連機器をはじめとする人工臓器関連製品など、治療プロセスの各段階で必要となるさまざまな医療機器の製造・販売事業が展開されています。
医薬事業
多種多様な剤形・効能の医薬品を開発・製造。国内外に数多くの製造・販売拠点をもっています。
ファーマパッケージング事業
創業時から培ってきたノウハウを活かし、ガラス容器の原材料であるガラス管や、バイアル・シリンジ・ゴム部材などの成形部材が提供されています。
再生医療事業
再生医療等製品として世界で初めて製造販売承認(条件及び期限付承認)を受けた「ヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞」や再生医療の発展に貢献するさまざまな製品が展開されています。
NIPROの成り立ち
1947年、戦後間もない激動の時代の最中に、同社の創業者である故・佐野 實氏は、滋賀県で電球再生事業を興しました。
その後、さまざまな苦境を乗り越え、1954年に日本硝子商事株式会社が設立されました。
創業時からの社業である薬剤を入れるアンプルや錠剤瓶用の硝子管などの製造・販売を行っていたさなか、取引をしている販売先のニーズに応えた縁がきっかけで、同社の医療分野への進出が始まりました。
1970年代に、点滴器具や注射器などの医療機器を手がけるようになりました。
1980年代には、後にニプロの主力製品となるダイアライザ(人工腎臓)の開発・製造に着手しました。
2001年に、現在の同社の商号であるニプロ株式会社に変更されました。
さらに、医薬品分野へも進出し、近年は再生医療分野にも本格参入しました。
2030年度の連結売上高1兆円へ向けて
経営方針
激動の時代にめげず、ユーザーニーズに応え、製品競争力・市場シェアともに世界トップを目指し、グローバルで地産地消の考えを推し進める
強化項目
①日本市場において地域医療貢献度No.1メーカーへの挑戦
②ダイアライザで世界各国シェアトップ
③バスキュラー製品における世界市場展開と国内市場の新分野進出
④医薬品受託事業における海外市場への展開
⑤ファーマパッケージング事業における高付加価値製品の開発と製造原価の削減
⑥細胞医薬品事業の強化
⑦新規事業シーズ育成
経営(企業)理念/「未来に向かって、世界の人々の健康を支える」
経営理念
未来に向かって、世界の人々の健康を支え、医療ニーズに応える商品、技術及び事業の創造革新を行い、社会に貢献し、自己実現を図る
社是
「意欲」Willingness
「すべての活動に『意欲』をもって取り組むこと」
「患者さまの立場に立ち、患者さまにメリットがあるものを提供していく『意欲』」
「つねに事業を発展させ、自己実現を達成する『意欲』」
「社員一同協力し、自己実現を図って、世の中に価値を生み出す『意欲』」
まとめ
ニプロ株式会社は、電球再生事業を興した後、医療用ガラス部材から医療機器、医薬品へと事業を拡大させてきました。新たな事業の柱として「再生医療」の分野に参入されています。長年にわたる開発・生産により蓄積してきた技術とノウハウを活かして、患者や医療従事者のニーズに応え続けています。
引用:ニプロ株式会社 https://www.nipro.co.jp/
「vision」内 ニプロ株式会社