メタウォーター株式会社
メタウォーター株式会社は、2008年に設立されました。浄水場・下水処理場・ごみ処理施設向け設備等の設計・建設、各種機器類の設計・製造・販売などの事業を展開しています。
安心して暮らせる安全な水環境のために
同社は、人々が安心して暮らせる、安全な水環境の創造と保全に寄与する、技術開発・商品開発を積極的に進めています。
水循環テクノロジー
水環境の総合エンジニアリング会社として、次世代型の造水・水の再生技術により水資源を確保し、安全で安心な水の安定供給に取り組んでいます。
<上水の高度処理>
微粉炭添加セラミック膜ろ過システム
水質苦情の主要因として挙げられる異臭味(カビ臭等)除去への対応として、従来から採用されている粉末活性炭を、更に微粉砕して除去効率を大幅に向上するとともに、セラミック膜ろ過で分離することで、より安全でおいしい水を提供するシステムを開発しました。
AOPシステム(Advanced Oxidation Process:促進酸化処理)
オゾンを利用した高度浄水処理プロセスにおいて、より強力な酸化力を確保し、かつ省エネルギー化を可能とする、次世代型の「AOP併用接触池」の開発を進め、特に水質汚濁の進んだ原水への適用を進めています。また、本技術は、下水の再利用などを目的としたプロセスにも、展開を図っています。
温暖化対応テクノロジー
地球温暖化防止のため、温室効果ガス排出削減及び省エネルギー・創エネルギー技術の開発に積極的に取り組んでいます。
O&Mテクノロジー
上下水道施設における維持管理費削減や保守・運転員の作業軽減を目指し、高機能維持管理システムを開発・提供しています。
R&Dセンター
全国3ヶ所にある開発拠点では、主にプラント開発・電機システム開発・コンポーネント開発・制御システムに分けて、専門的な研究開発を進めています。
あらゆる水の環境に応えるシステム・サービスの提供
同社の仕事は、日本、そして世界の水資源を創造し、環境を守り続けることです。
水道・下水道の課題に「Answer」を提供します。
水道事業は、施設老朽化・財政難・技術者不足に直面しています。
公民連携による事業運営の包括化・広域化が進み、民間企業の役割が拡大しつつあります。
同社は、機電融合の技術力や維持管理ノウハウ、ICTなどの強みを生かしたトータルソリューションで、お客さまの抱える様々な課題に対し、最適な「Answer」を提供しています。
浄水処理ソリューション
浄水場のろ過と、その工程で発生した汚泥を処理する機械設備、ならびに浄水場を運転するための受変電設備・計装設備・監視制御設備等の電気設備、これらの設計・製造・施工・維持管理などを行っています。
下水処理・汚泥処理ソリューション
散気装置・汚泥脱水機・汚泥焼却炉・高速雨水処理システム等機械設備、ならびに下水処理場を運転するための受変電設備・監視制御設備・計装設備等電気設備、これらの設計・製造・施工・維持管理を行っています。また、下水汚泥のガス化・燃料化システムなど、水環境分野向けエネルギー技術にも取り組んでいます。
中期経営計画 2023
同社グループは、2024年3月期を最終年度とする3事業年度の中期経営計画として、「中期経営計画 2023」を策定しています。
重点課題
1.基盤分野の強化と成長分野の拡大
EPC事業とO&M事業を基盤分野、PPP事業と海外事業を成長分野と位置付け、事業の強化、および拡大を推し進めていきます。
<成長分野>
海外事業
欧米を戦略エリアと位置付け、グループ企業間の連携を深め、さらなる事業拡大を図っていきます。
PPP事業
実績やノウハウを生かした地域戦略を強化するとともに、新たなビジネスモデルを創出していきます。
<基盤分野>
EPC事業
IT、AIを活用したエンジニアリング手法を活用し、設計品質の向上、コスト競争力の強化により、受注拡大と収益力の向上を目指していきます。
O&M事業
既設機場の継続的な受注による安定成長、ITツールの活用、WBCの拡販により、新たな機場、および新規事業の獲得を図っていきます。
2.研究開発投資の拡大
今後の更新需要、および公民連携のさらなる進展などに対応するため、研究開発投資を拡大していきます。
3.持続的なESGの取り組み
環境貢献活動、社会貢献活動、コーポレートガバナンスの強化を、積極的に推し進めていきます。
企業理念/続ける。続くために。
「続ける。続くために。続ける。誠実であることを。日々、課題に向き合い、応える。
続ける。協力し合うことを。尊重し合い、多様な知恵と技術で成し遂げる。
続ける。イノベーションすることを。しなやかに発想し、挑戦する。
本当に大切なことが続くために。」
まとめ
メタウォーター株式会社は、「水」に関する課題を解決するための、様々なソリューションを提供し、安心・安全な「水」のある暮らしを守っています。今後も、「本当に大切なことが続くために」、事業拡大や研究開発を続け、さらなる発展を遂げると思われます。
引用:メタウォーター株式会社 https://www.metawater.co.jp/
「vision」内 メタウォーター株式会社