日本プロセス株式会社は、『情報通信技術を応用した新しい価値創造で顧客とともに社会に貢献します。』を理念に掲げ、制御システムや自動車分野などで高品質なソフトウェア開発を続けています。長年培った技術力と信頼を基盤に、DXや次世代モビリティへの挑戦を加速し、顧客とともに未来を切り拓いてきました。企業の想いに触れ、あなたのキャリアの一歩を後押しする“ヒント”をお届けします。
日本プロセス株式会社
日本プロセスは1967年に、日本プロセスコンサルタント株式会社として設立され、1971年に現社名へ変更しました。創業当初はプロセス工業向けのエンジニアリングやシステム開発・コンサルティング(※)を手掛け、その後は社会インフラ分野の制御・組込システムを基盤に事業領域を拡大しました。
高度なシステム開発を行い、2016年にはADAS(先進運転支援システム)の開発も開始しています。
※化学や食品などの工場で使う制御システムを設計・開発し、運用を支援する技術支援業務です。
5分野の事業とT-SES
日本プロセスは独立系のシステム開発・ITサービス企業です。
制御システムや自動車システム、特定情報システム、組込システム、産業・ICTソリューションの5分野に事業を展開しています。特に次世代車載情報通信システムや先進運転支援システムを事業の柱として成長させています。
さらに、長年培ったソフトウェアエンジニアリング技術を活かし、要件定義から開発、運用・保守に加え、構築や検証サービスまでを提供する「トータル・ソフトウェア・エンジニアリング・サービス(T-SES)」を推進しています。
信頼で築いた収益基盤
日本プロセスは、高い品質と信頼性が強みです。これらは、エネルギー、交通、航空宇宙など安全性が求められる社会インフラ分野の制御システムの開発や自動車や半導体、建設機械などの組込システムで培われました。
この技術力を活かし、システム開発・ITサービス業界で他社との差別化を図り、独自のポジションを確立してきました。
主要顧客は日立製作所、東芝、NEC、ソニーなど大手企業であり、直接受注比率はほぼ100%を維持し、安定した収益を実現しています。
中期経営計画(2025年5月期～2027年5月期)
T-SESの高度化と注力分野拡大を基本方針とする第7次中期経営計画において、日本プロセスは人材育成や見積・マネジメント能力の向上を重視しています。
事業活動として、新規設計が可能な技術者を増やし、生産性を高めることで大規模・新規案件の受注を拡大し、連結売上高120億円を目指します。
注力分野は、IoT、AI等を活用したプラットフォーム開発を推進する社会インフラのDXです。具体的にクラウドシステム、航空宇宙・危機管理分野等で事業規模を拡大する方針を示しています。
日本プロセスの経営理念
情報通信技術を応用した新しい価値創造で顧客とともに社会に貢献します。
この理念を具体化する経営ビジョンで日本プロセスは、マーケット第一主義を徹底し、新たな挑戦を続ける企業であり続けることを目標と定めています。
まとめ
日本プロセス株式会社は1967年に設立され、社会インフラ分野で高度なシステム開発を行ってきました。電力系統や鉄道運行管理など安全性が求められる領域で高品質なソフトウェアを提供し、大手企業との直接取引を通じて安定した収益基盤を築いています。現在は5つの事業領域を展開し、要件定義から保守までを担うT-SESを推進するとともに、DX領域への挑戦を加速しています。
