【経営理念-企業ピックアップ】兵機海運株式会社

兵機海運株式会社

兵機海運株式会社は、1942年に兵庫県下の全内航業者218店及び船主を統合して兵庫機帆船運送株式会社として設立されました。1960年に現在の商号に変更されました。「安全、迅速、信頼」を一番のモットーとして輸送サービスの向上に努め、人々のくらしと産業を支える総合物流企業を目指し挑戦し続けています。

独立系海運会社としての4つの強み

1.鉄鋼材の海陸一貫輸送スペシャリスト

鋼材船オペレーターとしての豊富な経験と実績により、国内大手鉄鋼メーカーより高い信頼を得ています。

2.船員確保・次世代育成に向けた取り組み

内航船員の高齢化・担い手不足問題に早くから向き合い、船員の確保・育成に積極的に取り組んでいます。
新人船員の早期育成を可能とする船員育成船への投資や女性船員の育成に特に力を注いでいて、将来の海運業界を担う人材を輩出しています。

3.共存共栄エコシステム

船主オーナーの経営サポートから船員確保・船体管理まで、同社が単独で発展するのではなく、船主オーナーをはじめとする全ての事業パートナーがともに発展し成長する共存共栄エコシステムの形成を目指しています。

4.高付加価値貨物の取扱

港運・倉庫事業においては、一般貨物に加え、危険品などの高付加価値貨物の取扱により、差別化を図り、収益性の高いビジネスモデルの確立に取り組んでいます。

兵機の5つの事業

同社は1942年の創業された年に、内航海運業を開始されていました。
それ以降、4つの事業は、1949年に港湾運送業、1953年に通関業、1970年に倉庫業、1978年に外航海運業をそれぞれ開業され、現在の5つの事業を展開されています。
同社は1942年の創業以来、神戸港・姫路港・大阪港をベースに、内航海運をはじめとする質の高い物流サービスの提供を続けてきました。80年の歴史がある総合物流業者です。

内航海運業

海上輸送は地球にやさしい物流の最高手段です。
「営業・集荷・配船・船積・配達」を一元管理しているため、豊富な所有船により顧客のオーダーに合わせた『適時適船』が可能です。

外航海運業

同社所有(3,000~4,500D/Wトン)在来型貨物船による近海不定期船サービスを提供しています。

倉庫業

神戸・大阪・姫路に物流拠点を配置し、高品質な物流戦略基地として顧客を強力にサポートしています。
国内貨物は勿論のこと、輸出入貨物のコンテナ詰出・簡易梱包・ピッキングなど高度化・多様化する顧客の物流ニーズに幅広く応えていきます。

港湾運送・通関業

神戸港・大阪港・姫路港にて港湾運送事業を営んでいます。
神戸税関・大阪税関にて免許を取得し、各種法規に精通したスタッフが正確且つ迅速に高品質な通関荷捌きを提供しています。

国際複合輸送業

高度なノウハウとアジアを中心に拡大を続けるネットワークを基に、発地・着地における高品質な通関・倉庫・輸送等、Door to Doorによる最終目的地までの安全・確実な輸送サービスを提供しています。

「内航・外航海運」と「港運・倉庫」の強化と育成

同社グループは、従来からの事業である「内航・外航海運」と「港運・倉庫」の強化と育成を以て、グループの業容拡大を目指しています。
内航海運を中心とする国内物流は、鉄鋼メーカーが生産する鋼材の海陸一貫輸送の取扱いに力を注いでいます。
この事業の業容拡大には、ベース貨物となる鋼材輸送において、安全で安定した配船サービスの提供が最大の輸送責任と同社は、認識されており、老朽船のリプレースによる高品質輸送の継続的な提供を考えています。
また、傭船船主との良好な関係の構築は不可欠であり、船主の経営強化を目指して新たな体制(共同管理)に着手し、同社と船主によって設立された七洋船舶管理株式会社が管理等を行っています。
このことにより、同社グループの経営基調である「共存共栄」の精神の下、船腹の維持増強と市況変動に耐えうる強固な収益体制の向上を図っていきます。
外航海運は、同社船(約4,000トン積)によるスピーディーでフットワークの良い運航の強みを発揮した収益体制の構築に加え、傭船の利用による輸送効率のアップに力を注いでいます。
近年、ロシアの極東開発に着目したロシア航路の拡充に、一定の成果をあげてきました。
また、複数年度に及ぶインフラ整備でのプロジェクト輸送も収益基盤となっており、引き続き案件発掘に力を注いでいきます。
さらに、東南アジアに絞った長期安定輸送貨物の獲得も目指しています。
国内の港運事業は、AEO制度による認定と規制緩和は当事業の経営環境を厳しくしていますが、積極的な営業へのチャンスととらえています。
また、通関業を主とする港運事業の人材配置の再編を進め、認定業者として、輸出入貨物のリードタイムの短縮・コストの削減に努め、新たな顧客開発による収益性の向上を目指していきます。
特に、国際複合輸送の分野は、従来からの中国・台湾・韓国地域を中心に、最近ではタイ・ベトナム・インドネシア方面へとその取扱い商圏を広げています。
これら業容拡大に欠かせない存在である海外物流パートナー会社との提携開拓と関係強化を推進することにより、相互に請負貨物の取扱量を拡大していきます。
倉庫事業は、付加価値の高い危険物に着目し、姫路地区と、神戸地区に建設した危険物倉庫が新たな収益基盤に成長しています。
そのために、危険物取扱者の人材育成等安全面にも配慮し、長期安定貨物のさらなる確保に図っていきます。
港運事業と倉庫事業の一体性を発揮し、きめ細かいサービスを顧客に提供することで同社は、保有する倉庫のさらなる優位性の発揮を目指しています。

経営(企業)理念/専門知識の修得に努め高度な見識をもって常に現状の改善をめざします

「私達は専門知識の修得に努め高度な見識をもって常に現状の改善をめざします。
私達は感謝の気持ちと謙虚な心をもって業務に励み信頼される会社を築きます。
私達は総合物流業者としてその業務を通じて社会に貢献します。」

まとめ

兵機海運株式会社は内航・外航の他、港湾、国際複合輸送に至るまで、多彩なロジスティクスサービスを提供している独立系海運会社です。従来からの事業である「内航・外航海運」と「港運・倉庫」の強化と育成をもって、グループの業容拡大を目指していくと思われます。

引用:兵機海運株式会社 http://www.hyoki.co.jp/

「vision」内 兵機海運株式会社

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