株式会社農業総合研究所
株式会社農業総合研究所は、日本から世界から農業がなくならない仕組みを構築することを目的とし、2007年に設立されました。事業内容は、農家の直売所事業と産直卸事業の展開を行っています。
新しい農産物流通プラットフォーム
国分グループとの業務提携を開始
国分グループ(国分グループ本社株式会社)が保有する全国の調達・販売網や青果物の流通加工機能と、同社が保有する農産物流通プラットフォームや物流ネットワークを相互に活用することで、「物流」「販路拡大」「販売促進」分野での協業を推し進め、バリューチェーンの構築を目指します。
持続可能な食糧生産や永続的な農産業の仕組みを作っていきます。
JR東日本と農産物流通プラットフォームの共同運用開始
JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)との業務提携により、鉄道インフラを活用した新しい農産物流通プラットフォームの共同運用を開始しています。
駅および駅周辺施設などを活用した農産物集荷場「JRE農業ステーション」の整備、JR東日本グループが運営するECサイト「JRE MALL」内に農産物販売ショップ「農家の直売所」の出店、農産物の列車輸送(実証実験)と都市圏のエキナカでの販売などにより、新鮮な農産物を届けます。
多くの生産者と生活者を繋ぐ
日本(国産)で流通している野菜・果物の約70%がスーパーマーケットで購入・消費されています。
同社は、日本における青果類の最大の販売チャネル(メインストリーム)である食品スーパーを通して、多くの生産者と生活者を繋ぐ新しいプラットフォームを構築しています。
農家の直売所事業
「農家の直売所」は、全国の集荷拠点で集荷した新鮮な農産物を都市部のスーパーマーケット内に設置したインショップ(農家の直売所)に最短1日で届けて、販売する独自の流通プラットフォーム事業です。
産直卸事業
「産直卸事業」は、同社が生産者から直接農産物を買い取り、ブランディング(付加価値の見える化)をしてスーパーマーケットに卸す卸売事業です。
魅力ある農産業の確立に向けて
同社は、ビジョンである「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」を達成するため、中長期的な視点で事業に取り組んでいくことが重要であると考えています。
ビジネスとして魅力ある農産業の確立に向けて、農家の直売所事業では、同社が展開しているプラットフォームをソフト面及びハード面での改善を徹底し、それらの仕組みを重層化していきます。
産直卸事業では、全国の産地との連携拡大により商品供給を強化し、同社の強みであるブランディングを通じて販売力向上を目指します。
これらにより、安心・安全な農産物を提供するとともに、適正な収益の獲得を心掛けて、事業を進めていきます。
この基本方針のもと、プラットフォームのさらなる拡大・強化のために取り組んでいきます。
生産者と店舗を繋ぐ物流プラットフォームの活用と強化
大田市場(東京都大田区)内の同社の物流センターと大田市場近郊に開設した同社の流通加工センターを始めとするセンター機能を活用し、中・大規模生産者からの集荷拡大を狙い、物量の安定化、調達の効率化、取引先の拡大を図っていきます。
また、他の地域への展開や他社とのアライアンスを積極的に進めることで、物流プラットフォームのさらなる強化と物流効率の向上に取り組みます。
ITプラットフォームの強化による需給バランス調整の精度向上
蓄積された生産・販売データの更なる有効活用と利便性向上を目指し、基幹システムの刷新・強化を図っていきます。
相場情報の把握や生活者動向等の分析においてビッグデータを活用することで、精度を向上させる取り組みを実施していきます。
新しい取組みへの挑戦
全国の産地との連携拡大を進め、販路及び産地を相互活用し、産直卸事業の供給力を強化いたします。
さらに、拡大が見込まれる有機農産物について、農家の直売所事業及び産直卸事業での取扱を拡充していきます。
今後も、スーパー等を中心とした小売店での展開を軸としつつ、流通総額のさらなる拡大と成長スピードを加速していくため、外食産業や消費者向け流通等、新規事業への応用も見据え、物流、IT及び人材への投資を積極的に整備・拡充していきます。
VISION・企業理念/持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする
〜農業が永続する仕組み創り〜
「農業は人々の『心』と『胃袋』を満たしている産業です。私たちは、日本からそして世界から、農業がなくならない仕組み、未来永劫農業が持続する仕組みを構築することが使命です。」
MISSION/ビジネスとして魅力ある農産業の確立
〜農ではなく農産業〜
「百姓から農業経営者へ。農業をビジネスとして、適正利潤が確保でき、人間の成長がより得られる産業にしていかなければなりません。その為には、生活者を豊かにする農産物を提供することが必要です。農産業は、生産だけでなく、農産物が生活者の口に入るまでをコーディネートする産業です。」
まとめ
株式会社農業総合研究所は、多くの生産者と生活者を繋ぐ仕組みを構築しています。新しい農産物流通プラットフォームの構築を次々に展開を果たしています。魅力ある農産業の確立に向けて事業の拡大を図っていくと思われます。
引用:株式会社農業総合研究所 https://nousouken.co.jp/
「vision」内 株式会社農業総合研究所