オリンパス株式会社
オリンパス株式会社は、1919年に設立され、2019年に創立100周年を迎えました。現在、医療分野・ライフサイエンス分野・産業分野で、様々なソリューションを提供しています。病気の予防・診断と、治療に貢献するため、生命科学の研究に寄与するため、そして、人々の安全を守るため、事業を展開しています。
オリンパスの強み
医療事業
消化器内視鏡の世界シェアNo.1
同社のテクノロジーが支える圧倒的な世界シェアと成長力
同社は、1950年に、世界で初めて実用的な胃カメラの試作機を開発しました。それ以来、世界最先端の消化器内視鏡製品を産み出し続けることで、圧倒的な世界トップシェアを維持しています。
これを支えているのが、これまでの製品開発を通じて培われた、光学技術や電子映像技術です。
さらに、消化器内視鏡で培った技術を外科分野でも活用することで、製品領域を拡大し、さらなる成長を目指しています。
科学事業
生物顕微鏡・工業用内視鏡の世界シェアNo.1
顕微鏡から始まり、内視鏡へと受け継がれる光学技術の源泉
生物顕微鏡と工業用内視鏡の世界シェアは、40%を誇ります。世界トップレベルのシェアを持つ生物顕微鏡は、同社の創業事業であり、コアコンピタンスである光学技術の源泉です。顕微鏡の重要部品であるレンズの加工技術は、細い内視鏡の先端に取り付ける極小サイズのレンズなど、同社の主力製品には欠かせないものとなっています。
また、産業分野の非破壊検査機器は、開発が加速する新興国や、インフラ老朽化対策に取り組む先進国において需要の伸びが見込まれています。
世界中の医療を支える
内視鏡事業
病気の早期診断に貢献する消化器内視鏡や、患者の身体への負担が少ない「低侵襲治療」に貢献する外科用内視鏡を手掛けています。
治療機器事業
消化器内視鏡に挿入して、処置や治療を行う内視鏡処置具や、内視鏡外科手術において、血管封止や、組織の切開等に使用するエネルギーデバイスに加え、泌尿器科婦人科や耳鼻咽喉科で使用する内視鏡等、医療従事者や世界の人々の期待に応えるさまざまな医療機器を提供しています。
科学事業
同社が創業時から製造している顕微鏡は、血液検査等の臨床検査やがん診断等の病理検査、生命科学や医学分野の最先端研究、製造ラインでの品質管理など、さまざまな場面で活用されています。
また、工業用ビデオスコープや超音波探傷器など、点検・検査の分野で活用され、社会インフラの安全を支えています。
真のグローバル・メドテックカンパニーへ
同社は、2019年に、さらなる持続的な成長の実現、および真のグローバル・メドテックカンパニーへ飛躍することを目指し、企業変革プラン「Transform Olympus」を策定しました。ガバナンス、グローバル・グループ・マネジメント体制、および人事制度を再構築し、グローバル企業として経営体制を強化していきます。
また、主力の医療事業を再編成することにより、成長を進化・加速させるとともに、コスト削減に取り組み、収益を拡大していきます。
「Transform Olympus」
新経営戦略のポイント
・医療機器業界のグローバルリーダーとして、医療事業へさらに力を注ぎます。
・自らの変化に挑み、組織機能を高めるための取り組みを実行していきます。
・2023年3月期に、営業利益率20%以上を達成することを目指します。
4つの施策
1.医療を中心とした事業ポートフォリオへの集中
2.内視鏡事業における圧倒的ポジションの強化
3.治療機器事業(消化器科、泌尿器科、呼吸器科領域)への注力と拡大
4.次世代の低侵襲手術を牽引する製品・手技開発
経営理念/「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」
Our Purpose 私たちの存在意義
Making people’s lives healthier, safer and more fulfilling
世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現
「最先端の医療や生命科学の研究に貢献する。人々の安全を守り、安心して暮らせる社会を支える。事業活動を通じて世界の人々、社会の根源的な要請に応え、広く社会に貢献する。これこそがオリンパスが存在する理由です。」
Our Core Values 私たちのコアバリュー
Integrity, Empathy, Long-term View, Agility, and Unity
誠実、共感、長期的視点、俊敏、結束
「オリンパスで働くすべての従業員が同じ価値観を共有し、日々の業務に取り組むことで、『Our Purpose 私たちの存在意義』を全うします。」
まとめ
オリンパス株式会社は、医療機器において、圧倒的なシェアを誇っています。今後も、「世界の人々の健康と安心、心の豊かさ」を実現するため、「Transform Olympus」のもと、「真のグローバル・メドテックカンパニー」への飛躍を目指しています。
引用:オリンパス株式会社 https://www.olympus.co.jp/
「vision」内 オリンパス株式会社
