ホクト株式会社
ホクト株式会社は、1964年、デラップス商事株式会社としてスタートし、創業時は食品包装資材ディーラーの事業を行っていました。2度、商号が変わり、2014年には、創立50周年を迎えました。現在では、きのこの研究開発・生産・販売まで携わる日本唯一の「きのこ総合企業グループ」へと発展しました。
きのこの新品種・栽培技術の開発
同社のきのこの研究開発は、同社の中核を担う部門です。
「きのこ総合研究所」は昭和58年の設立以来、バイオテクノロジー技術を駆使して、新品種の開発、新しい栽培素材・栽培技術の開発など、きのこに関するあらゆる研究を重ねています。
昭和61年には世界に先駆けて純白のエノキタケを開発。
その後も、苦味の少ないブナシメジの開発やエリンギの大量かつ安定生産を可能にするなど、数多くの成果を生んできました。
新品種が商品として流通をはじめても、さらに味が良く、色や形が優れた品種の追求は終わりがなく続いていきます。
こうして、あくなき研究心から生まれた多くの品種は農林水産省に品種登緑され、新しく開発された技術は特許などの知的所有権を取得しています。
新たなきのこづくりを追求し続けています
原種から培養をしたり、交配や育種までを一貫して行う企業は多くありませんが、同社では、きのこの野生種を収集し、そこから新品種の開発に取り組んでいます。
研究所では日々技術の積み重ねがあり、こうしたものが美味しいきのこ開発の原動力になっています。
現在取り組んでいるシイタケは、近い将来には採算性も良くし大規模生産へと進められるように奮闘していますし、他にもホンシメジの製品化やポルチーニの栽培化、マツタケの人工栽培の研究も進んでいます。
他にも多くのきのこ栽培にチャレンジしていろいろな種類を売り出していき、常にチャレンジし、同社の研究所から業界をリードしていける「きのこ」を送り出し続ける事が、同社に対する研究所の使命となっています。
ホクトの目指す姿
グローバルな視野で挑戦。日本唯一の「きのこ総合企業」
同社は、昭和39年に食品包装資材の販売を目的に設立されました。
新潟地震を契機に割れないポリプロピレン製のきのこ栽培ビンを他社に先駆けて開発。
以来、独自の発想から栽培きのこの生産性、品質向上のためのきのこ栽培資材・機械を開発し、きのこ資材のトップメーカーとして飛躍的な発展を遂げました。
昭和58年にバイオテクノロジー技術を導入したきのこ新品種開発と生産技術の確立をめざして「きのこ総合研究所」を設立。
さらに本格的なきのこ生産へと領域を拡大。
きのこ研究・開発・生産・販売を一貫して手掛ける日本唯一の「きのこ総合企業」として、独自の基盤を確立しています。
また、きのこを使用した加工食品事業への取組や、米国・台湾・マレーシアの子会社を足掛かりとした北米・アジア市場への販路拡大等、世界的な視野に立って挑戦する研究開発型企業をめざしています。
世界の人びとに健康で豊かな新しい食文化を提案する企業。
今日、高齢化が加速するなかで、21世紀の食文化も大きく変わろうとしています。同社は、きのこで創る健康食文化をテーマに、きのこに関する総合的な研究開発に取組み、よりおいしく、より健康によいきのこを食卓へ届けるように取り組んでいます。
また、きのこの薬理効果についても学術的に解明。健康の維持増進に役に立てるような研究も進めています。
同社は、未来を創造する業界のリーディングカンパニーとして、バイオテクノロジーの最先端技術を駆使し、ダイナミックにチャレンジ、社会のニーズに応えていくことをめざしています。
生活者、生産者、地域社会と共に。地球環境に配慮し発展する企業。
同社は、健康でゆたかな食文化の一端を担う企業として社是に「5つの満足」をかかげ、消費者はいうまでもなく、同社を支えている株主をはじめ数多くの取引先および地域社会とともに成長する企業でありたいと考えています。
そして、その実現のために、経営ビジョンの確立や研究・開発に重点を置く会社、グローバルな視野、環境への配慮、社員が未来を語れる会社になるべく、全社一丸となって社業に前進しています。
コーポレート・メッセージ/ホクトはずっときのこひとすじ
「おいしさと健康にこだわり続けて、きのこ生産量・売上ともに国内トップクラスの実績を誇っています。」
社是/5つの満足
消費者の満足、取引先の満足、社員の満足、株主の満足、地域社会の満足
「私たちは、社是に『5つの満足』をかかげ、ホクトに関わるすべての方に満足していただける企業をめざしています。消費者の皆さまは言うまでもなく、多くのお取引先や株主の皆さま、いっしょに働く社員たち、地域社会への貢献。ひとつひとつの結びつきを大切にし、笑顔を増やしていくことが、私たちのめざす未来への第一歩だと考えています。」
「ホクトに関わるすべての人に満足を。それが、未来を笑顔にする最初の一歩です。」
まとめ
ホクト株式会社は、昭和58年に「きのこ総合研究所」を設立以来、様々なきのこを開発・生産してきました。きのこの研究・開発・生産・販売を一貫して手掛ける日本唯一の「きのこ総合企業」として、独自の基盤を確立しており、今後は世界を見据えた事業展開に期待されます。
引用: ホクト株式会社 https://www.hokto-kinoko.co.jp/
「vision」内 ホクト株式会社