【経営理念-企業ピックアップ】株式会社マツキヨココカラ&カンパニー

株式会社マツキヨココカラ&カンパニー

1932年創業のマツモトキヨシホールディングスと2008年設立の株式会社ココカラファインが2021年10月に経営統合し、株式会社マツキヨココカラ&カンパニーが設立されました。ヘルスケア&ビューティー分野を強みとしています。

共通の理念のもと経営統合

『地域のお客様の美容と健康の増進、生活の充実に最大の価値を置く』という共通の理念を持つマツモトキヨシとココカラファインは、店舗展開地域が補完関係にあり、「最善のパートナー」であるとの考えに至ったことで経営統合、全国に3,400超の店舗を展開するドラッグストアグループになりました。経営統合したことで、購買力の増強による仕入れ価格の低下や、人材の融通によって店舗運営が効率的になるなどの効果があったとのことです。

都市型店舗の草分け的存在マツモトキヨシ

マツモトキヨシが1987年に米国のドラッグストアを参考にオープンした上野アメ横店は、明るく開放的な店構えで、薄暗く入りにくい雰囲気だった当時の薬局のイメージを刷新しました。上野アメ横店は都市型店舗の基礎になり、マツモトキヨシは首都圏を中心に店舗数を拡大、2024年には全都道府県へ出店するに至っています。
海外においては、グアムやタイ、台湾、ベトナム、香港に展開し、「マツモトキヨシ」の認知度向上などを目指しているそうです。

ココカラファイングループ「地域包括ケアシステム」に貢献

ココカラファインは、日本各地に根差した大手ドラッグストアのセイジョー、セガミ、ジップドラッグ、LIFORTが経営統合し、顧客の心と体を元気(ファイン)にすることを目指して設立されました。2024年8月の段階で39都道府県にドラッグストアや調剤薬局を展開しています。また、介護事業や福祉用具のレンタル・販売事業もおこなっており、政府が目指している「地域包括ケアシステム」の構築に寄与しているとのことです。

主力のヘルス&ビューティー分野でアジアNo.1を目指す

食品に特化するドラッグストアが多い中、マツキヨココカラ&カンパニーではヘルスケア&ビューティー分野の商品が売り上げの70%以上を占めており、その売り上げの多くがPB商品だそうです。
マツキヨココカラ&カンパニーでは丁寧なマーケティングをおこない多面的に分析することで、大手NBの代替品ではないPB商品を開発しているそうです。メンズメイク「イイサム」や、理想の“すっぴん”に整えるコスメシリーズ「nake(ネイク)」、ヘアケアシリーズ「エムキュア」など、さまざまなPBブランドを展開しています。
「統合報告書2024」によりますと、PB商品を通して人々の身近な存在となり、市場での存在感を高め、美と健康の分野におけるアジアNo.1を目指しているそうです。

グループ理念『未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく』

上記のグループ理念について、公式HP「代表者メッセージ」には『“未来の美と健康”を考え抜き、新たな顧客体験を創り出し、輝きを増していく生活・地域社会の実現に貢献したいと考えております。』というコメントが掲載されています。
公式HP「私たちについて」には、グループ理念の他にビジョンや、シンボルの意味、スローガンなども掲載されています。

まとめ

大手ドラッグストア2社が経営統合し、2021年に設立した株式会社マツキヨココカラ&カンパニーは、医薬品と化粧品を売り上げの柱としています。きめ細やかなマーケティングにより多様なPBブランドを展開しており、ヘルス&ビューティー市場での存在感を高め、美と健康の分野でアジアNo.1を目指しているとのことです。

引用:株式会社マツキヨココカラ&カンパニー https://www.matsukiyococokara.com/

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