【経営理念-企業ピックアップ】日立造船株式会社

日立造船株式会社

日立造船株式会社(旧:大阪鉄工所)は1881年に創立しました。創立以来、造船技術を基盤に、チャレンジ精神と技術力をもって社会に役立つ製品を提供し続けています。

チャレンジ精神と技術力の結晶「AS-LiB®」

「AS-LiB®」とは

「AS-LiB®」は日立造船が開発した、材料の全てが固体物質のリチウムイオン電池です。
従来の有機電解液を使うリチウムイオン電池と異なり、真空耐性と高温・低温耐性に優れており、宇宙空間で使う機器や高温下で使用される産業機器への搭載が想定されています。

世界初、宇宙空間での充放電機能を確認

「AS-LiB®」の宇宙機器への適用を目指し、JAXAと共同開発を行っています。
2022年には国際宇宙ステーションに向けて「AS-LiB®」を搭載した装置を打ち上げ、宇宙環境で全固体リチウムイオン電池の充放電が可能であることを、世界で初めて確認しています。

造船技術を基盤に世界へ貢献

舶用エンジンの設計・製造

日立造船は既に船体の製造からは離れていますが、船用エンジンの製造は続けています。
また、船用エンジンに加え、舶用ディーゼルエンジンの排気ガスから窒素酸化物を除去する装置を独自に開発し、多様な船舶へ搭載できるよう改良を重ねています。

プラント建設

ごみ焼却プラント

1965年に日本初となるごみ焼却発電プラントを建設しています。
その後、アジア・欧州を中心に事業を拡げ、990件以上のごみ焼却プラントの建設に携わるリーディングカンパニーとなっています。

海水淡水化プラント

海水から真水をつくる海水淡水化プラントを、慢性的に水が不足している中近東や離島を中心に納入しています。

長期ビジョン「Hitz 2030 Vision」

長期ビジョン「Hitz 2030 Vision」を定め、「サステナブルで、安全・安心な社会の実現に貢献するソリューションパートナー」を目指しています。
このビジョンを実現すべく、以下3つの方針を定めています。

◆「顧客・市場との対話促進」「全事業へのIoT & AIの組み込み」による、顧客へ提供する価値の最大化

◆新製品・新事業創出の為のオープン・イノベーション、アライアンス、M&A推進、事業の選択と集中、経営資源の伸長分野へのシフト

◆継続的な事業の拡大による、利益率のさらなる向上

企業理念/「私達は、技術と誠意で社会に役立つ価値を創造し、豊かな未来に貢献します。」

この企業理念の下、社会の持続的な発展に貢献すること、長期的な企業価値の向上を目指しています。

まとめ

日立造船株式会社は、創立以来培ってきた造船技術を基盤に多様な事業を展開しています。そのチャレンジ精神と技術力は重工製品やプラントに留まらず、宇宙機器などの最先端分野の研究開発に繋がっています。社会の持続的な発展に貢献すべく、これからも同社の挑戦は続いていきます。

引用:日立造船株式会社 https://www.hitachizosen.co.jp/

「vision」内 日立造船株式会社

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